水は健康の源!
水分補給には何がおすすめ?
●体の中での水の働き
体の中での水の働きはいろいろとありますが、その一つに「体温調整」があります。
わたしたちは、気温が高い時や運動などによって体温が上がると汗をかきます。この汗が蒸発する時に、皮膚から熱を奪って行き、体の外にその熱を逃がします。これによって体温が上がりすぎるのを防いでいるのです。
●水分補給で何を選ぶ?
「水分」という面からみれば、コーヒーやお茶、紅茶などを飲んでいれば良いように思えます。しかしこれらは水とは言えません。アルコールも同様です。
コーヒーなどカフェインを含む飲み物は、リラックス効果が得られる反面、水分を奪いさえします。利尿作用があるために水分補給をしてもすぐに排出されてしまうからです。水分を摂るとトイレが近いと感じていた方の中には、コーヒーやお茶を飲んでいたという方が、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
また、お酒は水分補給どころか、脱水症状を引き起こします。体内に入ったアルコールは、胃や腸で消化され一部が汗や尿となって排出され、残りは肝臓に運ばれ分解されます。しかし、日本人は欧米人に比べアルコール分解酵素が少ないため、分解しきれないアルコールが血液中に残ってしまい、それが二日酔いの原因になります。
●水分は水で摂る!
普段の水分補給には、糖分、カフェイン、アルコールなどが含まれていないものを選びましょう。
ジュースや清涼飲料などは糖分が多く、スポーツドリンクは塩分を含むのでたくさん汗をかくときは良いのですが、やはり糖分が含まれるため注意が必要。普段の水分補給は、水など、糖分が入っていないものを選びましょう!
※引用:「美しく健康になる 水セラピー」 齋藤博之監修、2006.3.23初版、(株)アクタスソリューション